menu

目白バースハウス(目白助産所)

動画を見る

出産時、上の子の立会いするしない

近々、経産婦さん達の出産を控えている目白バースハウスです。

今回のタイトル、出産を控えている方によく聞かれますね。上の子の立会いを希望して当院を選ばれる方もいらっしゃいます。

実際のところ、出産時に上の子が立ち会う時もあれば、立ち会わない時もあり。親がそう願っていてもその通りにはならない事もあり。
立会いを希望していたけど、出産の時になってみたら気になって集中できず、立会いしなくていいと直感で思ったという方もいれば、上の子や家族がそばに居てくれてとても心強かったという方も。

立ち合うか立ち会わないかは、結局は産むご自身の感覚や直感で良いと思います。そしてそれは事前に決められることではなく、その時になって出てくる思いだったりします。

ただ、見ていると、立ち会うか立ち会わないかは、上の子と赤ちゃんがちゃんと相談してきているよなと思うことが殆どです。

生まれるこの時ばかりはお母さんとお父さんを独り占めしたいという子は、お兄ちゃんやお姉ちゃんが寝るのをひっそりと待って、寝たと思ったら一気に陣痛を強めて生まれてくる。
お兄ちゃんお姉ちゃんの声や姿を待って出てくる子は、出てきた後も必死に上の子のいる方を見よう探そうとする。
兄弟の仲の良さとかそういうのとは少し違って、上の子にとっても赤ちゃんにとってもどっちがいい悪いではありません。

大人がこうするのがいいとか、こうしなければならないと押し付けることが、立会いに関しても出産育児に関しても、一番子供たちにとっては負担になると思います。
いいようになるのです。どんな結果も、必然的に起こることで、それがベストな結果なのだと思います。

ちなみに今まで3人出産した私ですが、上の子の立会いは一度もありません。上の子がいると私は気が散ってしまいそうだし、なぜか出産の時には赤ちゃんの事しか考えられなくなる。命を生み出す人として集中して大仕事を終えたいと、その時は思ってしまうのです。
でもお腹の中から赤ちゃんの存在をしっかりと伝え、理解していた子供たちなので、立ち会わなくてもしっかり家族として「ようこそ、よろしくね」と絆はしっかりできています。

「立会い」、ぜひ頭で考えるのではなく、感覚といいようになるの精神で考えてみてください。