menu

目白バースハウス(目白助産所)

動画を見る

おっぱいと胃腸炎

気持ちの良い日差しの日曜日でしたね。

先週からおっぱいの調子がいまいちと母乳ケアにいらっしゃる方が増えています。
寒い季節だしなぁと思っていましたが、聞いてみると、お子さんやご家族ご本人の病気、その中でも胃腸炎になってから調子が悪いとおっしゃる方が何人かいらっしゃいました。お子さんが病気でいつものペースで母乳が飲めなかったことや、お母さんも看病疲れで調子が悪くなったりしたのですね。

今感染性の胃腸炎が流行しているそうです。都からも10日程前に「ノロウイルス等の感染性胃腸炎が警報基準を超えました」との発表がありました。我が子の学校では昨日学級閉鎖も出ました。

さて、そんな胃腸炎。激しい頻回の嘔吐と下痢が主な症状ですが、母乳しか飲めないお子さんがかかってしまった時の対処法に困った経験のある方も多いのではないでしょうか。普通嘔吐の時は、すぐにまた飲ませることは決してせずに、嘔気が治まってから本当に少しずつスプーン一杯から与えて、その後の嘔吐の状態を見ながら与えていきます。

とは分かっていても、母乳を飲んでいるお子さんは調子の悪さや不安から、具合の悪い時こそ逆におっぱいを欲しがったりもしますね。胃腸のためには出来るだけ嘔吐が続いている最中は飲ませない方が良いですが、おっぱい欲しさに泣き過ぎて嘔吐をしてしまうという子も居るでしょう。

実際我が子の場合も、そのことで悩んだことがありました。しかし、子どもは正直というか分かっているというか、症状の程度や状況に応じて「飲めるときは飲む。飲めない時は寝る。」何となくそんな反応を示してくれたことが多かったです。嘔吐もそうですが下痢をすることも、基本的には体の防御反応、治そうとする反応ですので、自然の経過に合わせてそのときの状態に沿った形で看病してあげることが大切ですね。

そして何よりも危険なのは、いつ嘔吐するか分からない緊張と大量の洗濯物に追われ、親自身がどっと消耗してしまい、同様に感染してしまうこと。手洗いは勿論、今から胃腸に負担をかけない食事やぬか漬け等の発酵食品を多めに取り入れたいですね。今日は殺菌作用のある大根おろしも食べました。

皆さんも出来ることから予防の対策してみてください。そして困ったことがあれば、いつでもご相談ください。