menu

目白バースハウス(目白助産所)

動画を見る

昨日に引き続き…。赤ちゃんだって骨格が大事!!

昨日は、お産には妊婦さんの骨盤を整える事が大切ですよというお話をしましたが、今日はお腹の中から生まれてくる赤ちゃんの骨の話です。

赤ちゃんは生まれてくる前、お母さんの子宮の中で何ヶ月も生活しています。そこで小さな小さな細胞からどんどん体が作られ、大きくなって生まれてきます。
実はその赤ちゃんが生活する子宮のお部屋には個人差がとってもあります。余裕があって動きやすいお部屋の中で育った赤ちゃんと、何だか窮屈で不均等な形のお部屋の中で育った赤ちゃんでは既に作られてくる身体に差が出てきてしまうのです。

勿論子宮の筋肉やそれを支える靭帯の硬さ、子宮内の温度なども影響しますが、そのお部屋の土台になる骨盤、そしてその骨盤につながる背骨や股関節など、「骨格」もとても大切な要素になります。
要は、妊婦さんの骨格の具合は赤ちゃんが生活する子宮の中の状態にも大きく影響してくるのです。妊娠中に起こる腰痛や坐骨神経痛、浮腫など、実は骨格の不具合に関連する症状であることもあります。同時に赤ちゃんもその不具合が何らかの影響を受けている可能性もあるのです。

そしてその後、そんな子宮から更に狭い産道を「出たい!生きたい!」一心で生まれてくる赤ちゃん。生まれてくるときも更に骨格への負担が出てきます。
少しでもその負担を減らしてあげられるよう、目白バースハウスでは妊婦さんのセルフケア、私たち助産師によるケアを最大限行っていますが、それでも多少なり出産による赤ちゃんへの骨格への影響は否めません。

そこで、目白バースハウスでは妊婦さんへだけでなく、出産後ご希望される方にカイロプラクティックの先生に赤ちゃんをケアしていただいています。赤ちゃんによって、骨盤に影響が出ている子、胸骨や肩、頭蓋骨に影響が出ている子など様々ですが、先生はその部分を手で感じ、調整していってくださいます。

日本では赤ちゃんへ施術を行うことはあまり行われていませんが、フランスやアメリカなど諸外国では赤ちゃんへのこのような施術は当たり前のように行われているところも多くあります。

見ている方は施術しているの?と思うくらいソフトタッチなのですが、徐々に身体の力が抜け、最初は身体が変化していくことに違和感を感じて泣いている子も、施術をしていくにつれ何とも気持ちよさそうな表情とリラックスしきった身体になっていきます。赤ちゃんによってはその場で骨格に影響を受けて動きの悪かった内臓が動き出して腸がグルグルいい出す子や、みるみる顔色や手足の色が良くなっていく子も沢山います。
その変化にそばで見ているご両親もびっくりされます。

そして更にびっくり。施術後に我が子を抱っこした時の感触の違い。体が硬いとはああいう事だったのかと実感できるフワッとした柔らかさ、でもその柔らかさの中にしっかり身体の芯がある抱き心地。とっても気持ちよさそうな赤ちゃんの表情にご両親も笑顔に。

見てください。この気持ち良~くリラックスした表情。
さっきまで「なかなか泣き止みません。」と言っていたのが嘘のよう。
赤ちゃんは自分の不調をしっかりアピールしていたのですね。
これでご家族もストレスなく幸せに子育てしていけます。
必要以上に泣かない赤ちゃん、とっても大切な事です。