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目白バースハウス(目白助産所)

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おっぱいをうまく吸えない赤ちゃんには…。

年間を通して、母乳に関するご相談でお見えになられる方はたくさんいらっしゃいます。

母乳相談や母乳マッサージというと、「母乳の出を良くするため」というイメージをお持ちの方も多いでしょうが、母乳育児は飲ませる側と飲む側の双方が良い状態でなければうまくいきません。

ですので、相談内容としては、「吸われると乳頭が痛い」「赤ちゃんがうまく吸えない」など赤ちゃんが「吸うこと」に関しての悩みを持っていらっしゃる方も少なくありません。

そんな赤ちゃんのお母さんは、やはりおっぱいの先が赤くなったり、痛みが出たりで授乳が大変な時があります。時には乳頭の横がきれてしまったりする事も…。

そしてそんな時には、往々にしてお母さん頑張って吸わせてください、なんて言われてしまって、かなりナーバスになってしまったり、おっぱいを飲ませることも苦痛に感じてしまったりすることもあります。

実際そのような赤ちゃんの口の中を触ってみると、舌の左右差を感じたり、柔らかさが違ったり、ということがよくあります。その部分を直接マッサージして、柔らかくしてあげると意外に良く吸えるようになってきます。

助産師が産婆といわれるよりも、もっと前からこのマッサージの方法はあったのかもしれません。今ではそれを出来る助産師が数少なくなってきてしまいました。

妊娠中から心地よい環境で過ごし、ストレスなく生まれてこられた当院の赤ちゃんの中にも、たまに上手に吸えない赤ちゃんもいます。先日生まれた赤ちゃんもそうでしたが、マッサージをしてあげると上手に吸うことが出来ました。吸われるお母さん自身がマッサージ前後の変化の違いに一番驚いておられ、とても喜んでおられました。

母乳で赤ちゃんを育てたいと思いながらも、赤ちゃんが吸えないから、とか、おっぱいが痛くて、などで諦めてしまう事もありますね。それはお母さんの問題よりも赤ちゃん側の問題が大きいのかもしれません。

もしもそんなことがあったら、せひご連絡下さい。1人で悩まないで、解決できるかもしれません。