今日はいつも美味しいご飯を作ってくれる栄養士さんがお休みだったので、スタッフがご飯を作りました~。
目白バースハウスに就職する助産師で「私、ご飯作りは苦手です」というスタッフもたまにいますが、妊婦さんやこれから子育てをしていくお母さんご家族にアドバイスをする身として、食に興味を持つことの大切さや、その時々で大切な食材の選び方や調理法など、やはり自身で実践しないとお伝えできない事は多々あります。
なので、たまにはスタッフも愛情たっぷりこめてご飯を作ります。
今日は産後数日経ったお母さんに、おっぱいのためにも食材の脂分も控えたお食事。でもお腹はすくし、暑くなってきてばてない様にタンパク質も大切。脂の少ないエビやささ身、出汁をしっかり浸み込ませボリュームたっぷりの車麩。煮物もあんかけにするだけで味わいがまた一味違いますね。お産で失われた鉄分を補給するのにご飯はアマランサス等の雑穀を混ぜ、鉄分をよく吸収できるようにつるむらさきのお浸しでビタミンCを補給。
このように産後のお母さんの身体の状況や体質に合わせて食材を選んだり、調理法を考えたりします。そしてそのお食事を出すだけでなく、実際の食事を目の前にし、食べてもらいながら、普段でも簡単に実践してもらえる調理法のポイントや食材についてのアドバイスをさせていただくこともあります。
子育てには食はかかせません。「お母さんの作ったご飯は最高です、いつも美味しいご飯を作ってくれてありがとう。」保育園の卒園式、子供がこんな言葉を手紙で読み上げてくれたときは、本当に涙々でした。きっとこの母の味や家庭の味が心身のベースとなり、また子どもが親になった時に受け継がれていくと思うと、忙しい毎日でも食に関してはちゃんと意識してあげたいなと思います。
もちろんお父さんの味を受け継ぐのもありでしょう。
我が家も台所にお父さんが立つのは当たり前。同じ食材と調味料を使って同じものを作っても、それぞれ味も違うので面白いですね。そしてこれは誰が作ったかと子供にクイズを出しても、ちゃんと当てるからすごいですよね。「お母さんのはお母さんの味がして、お父さんのはお父さんの味がする」のだそうです、面白いですね。