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目白バースハウス(目白助産所)

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思い出ノート

夏の暑さを感じたこの二日間でしたが、また明日からは雨模様とのこと。皆さん、急激な気候気温の変化、どうぞ体調に留意してお過ごしください。

さて、目白バースハウスには出産後のお母さんと赤ちゃんが入院するお部屋のテーブルに「思い出ノート」が置いてあります。出産後のお母さんが入院中に妊娠・出産の思い出を書いてくださったそのノートの数も、すでに10冊近く。一人で何ページもびっしり書いてくださる方、上のお子さんが可愛い絵を描いてくださる方様々です。それぞれの思いと記録がたくさん詰まった、出産されたご家族にとっても、私達助産師にとっても、大切な大切な宝物です。

妊娠中にたまたま入院のお部屋でノートを読まれた方、ご自身が出産して入院中に読まれる方、色々いらっしゃいますが、この間は実習に来ていた学生がこのノートを読んでうるうるしていました。もちろん私達もあとあと読み返し、その方がまだお腹の小さい妊娠中からずっとお付き合いをし、その後頑張って出産され、そして元気で良い子で出てきてくれたお子さんの事などを鮮明に思い出し、感動することが多々あります。

出産直後のまだ体も十分回復していない、赤ちゃんのお世話やおっぱいのこと等、ちょっとでも時間があったら寝たい!と思う産後の日々のなかで、皆さん素敵な素敵な文章でお産の体験を綴ってくださっています。体験して間もないその時だからこそ出てくる言葉、そしてその時だからこのような文章を書くことが出来るのだと思います。
そして出産とは、それほどの体験なのです。

お母さんが自分で選んで、自分自身で頑張って産んだという実感。
赤ちゃんが自分で選んで、自分自身で頑張って生まれてきたという実感。
ノートには私達にあててではなく、そんな自分や赤ちゃん、そのご家族への「ありがとう」という言葉が沢山並んでいます。家族みんなでの協同作業のお産。
私達もそんなお産を共にさせていただき「ありがたい」、心からそう思います。
皆さんとの出会い、本当に感謝しています。

そんな思い出ノートの中から、いくつか出産レポートとしてホームページにもアップさせていただいています。近々、また新しいものも掲載させていただきますね。お楽しみに…。