三陰交のつぼは有名ですので、聞いたことがある人は多いと思います。
場所は、内くるぶしの一番盛り上がっているところから指3本分上の方で、脛骨というすねの骨の上から後ろへずれたところです。
そのあたりの皮膚をやさしく、スーッ スーッと何回か撫でてみてください。
なんとな~くへこんでいる、くぼんでいるような感じのところがありませんか?
そこを軽く指で押してみると指がズブズブっと入っていく、ぶにゅぶにゅしている、押すと痛い、といった感じがするかもしれません。
はい、あなたの三陰交の発見です。
三陰交とはまさに、3つの陰経の経絡つまり、腎経、肝経、脾経の交わるところにある大事な大事なつぼなんです。
腎・肝・脾のどれも生殖器や血液に関わる経絡ですので、女性とくに妊娠中の方には大事にしていただきたいつぼです。
ではどうやって大事にするのか?
これから暑ーい暑ーい夏がやってきますが、妊婦さんが素足にサンダルなんてダメですよ。
街で素足サンダルの妊婦さんを見かけると、お腹張りやすくないかなー、逆子大丈夫かなー、お産心配だなー、冷たいものも食べてるんだろなーと勝手な心配をしてしまいます。
きっとバースハウスで出産されたママたちも同じ思いのはず・・(笑)
ということで、三陰交のある足首を冷やさないようにしてくださいね!
クーラーが効いている場所も多く下半身や足は案外冷えているものです。
どうしても靴下をはくのが暑ければレッグウォーマーがおススメ!
最近は夏用の薄手のものもありますよ。
素材は綿、麻、シルクなど天然素材が快適でおススメ。
三陰交のつぼといえばお灸で温めるのもいいですが、妊娠の時期や身体の状態によってはやりすぎになってしまうこともあり、調節する必要がありますのでご相談を。
この夏は三陰交を大事にして過ごしましょう!
助産師・鍼灸師 嶋田