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目白バースハウス(目白助産所)

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「手ぬぐい」おススメです。

いやあ、毎日暑くなってますね。冷房がかかった涼しい部屋に入った「あ~涼しい」というのもいいですが、このジリッとした暑さの中、蝉の声を聞き、身体が汗ばんでくる感じも案外好きです。

そんな暑い中、かかせないアイテムの一つ「手ぬぐい」。以前ブログでも紹介した妊婦さんのお腹に巻くさらしも同じですね。目白バースハウスのスタッフもいつも首に巻いております手ぬぐいの数々。使ってみてその気持ちよさと万能さには、いつも感心させられます。何だか気持ちいいんですよね、手ぬぐいって。

外で見かける汗拭きグッズといえば、ハンカチが主流ですが、なぜこんなに「手ぬぐい」が気持ちいいと感じるのか、ハンカチでもなくタオルでもなく手ぬぐいを使ってしまうのか。その違いをちょっと調べてみました。

そもそも、手ぬぐいとハンカチでは生地の製法が異なるようです。おおまかに言うと、手ぬぐいは和晒(わざらし)、ハンカチは洋晒(ようざらし)に分かれます。

洋晒は、最長でも約80分程度という短時間で、ひっぱたり、毛羽立ちを熱で焼いたり、繊維に大きな負荷をかけながら処理します。仕上がりは、毛羽立ちが少なく、サラサラした物に仕上がります。
和晒は、約40時間程度の時間をかけて、ひっぱたり、焼いたりせず、生地(原反)をそのまま、精練していきます。生地にストレスをかけないため、生地に毛羽立ちが残り、糸が無理やり引っ張られたりしていないので、多くの空気を含んだ柔らかい生地に仕上がります。

なるほど。洋晒のハンカチは、毛羽立ちが少なく空気の含みが少ないため、水を抱え込める場所が少なくて、吸水性は下がってしまうのですね。それに対し、和晒の手ぬぐいは、毛羽立ちも適度にあって、空気を良く含んでいるので水を抱え込める場所が多い。当然、水を良く吸うのです。速乾性も吸水性と同じですね。洋晒は、水が入りにくく、一度水が入り込むと出にくい。和晒の手ぬぐいは、水が入りやすく出るのも簡単。通りで、濡れても洗って絞って干しておけば、今日の天気だったら10分あればカラカラです。

だから、あの顔を手ぬぐいで拭いた時のスカッとした拭き心地があり、首の汗を吸ってもその濡れた生地でひんやりするなんてことも無いのですね。適度な空気の層が首を冷気からしっかり守ってくれるから巻いていても暑く感じにくく、かつ冷えにくい。素晴らしいです。

子どもと遊びに行く時も、手ぬぐい何枚かあれば、暑いときにちょっと濡らして頭に巻いてあげたり、水遊びをしても拭くのにも十分。そういえば、水遊び後にパンツの替えが無くて、急遽手ぬぐいでパンツ風(というか、ふんどし)にしてあげたこともありました。今は本当にかわいくて、メッセージ性のある手ぬぐいもいっぱい見かけますね。ぜひ皆さんも手ぬぐいの良さを実感してみてください。