ここ数日、断乳や卒乳についての相談の電話やケアにいらっしゃる方が続いています。幸せな授乳ライフをいつ終えるか、それは予期せずある日突然やってくることもあれば、計画的に母と子のお互いのタイミングを考えて行うこともありますね。
断乳や卒乳の時期タイミングは決まった時は無く、いつがいいという訳ではありません。お子さんが自分から卒業してしまう子も居れば、お母さんが授乳生活で体調を崩してしまったり楽しく子どもに接してあげられなくなったために断乳をしたという方も居ます。
先日の方は、おっぱいばかり欲しがって、子どもの食事がすすまないから断乳をしようかと思うとの相談でした。ある方は、夜中頻繁におっぱいを吸うから自分が寝不足で辛いので断乳しようかと思うとの相談でした。
どちらも良くある相談です。ただ、これらも断乳をすることで解決するとは限りません。実際外来にいらして、お子さんのおっぱいへの執着度合いやおっぱいの話題を出した時の反応などを見て、おっぱいは続けて、違う方法で悩みが解決したこともあります。
そして断乳することになったとしても、夏の暑い毎日、ただでさえ喉が渇く時期に水分補給のひとつであるおっぱいを止めるのはあまり向いていません。逆も同じです。体調を崩しやすい冬もあまりおすすめできません。気候が安定していてお互いの体調の良い時に断乳するのがベストです。また、乳腺炎を経験された方は、スムーズに断乳するためにも、断乳のタイミングや断乳後のケアは慎重に行いたいものです。
目白バースハウスでは卒乳や断乳後の乳房マッサージを行っています。心配な方は断乳をされる前に一度ご相談いただけると、スムーズに断乳が行えるかと思います。また、断乳された方は、マッサージのタイミングもありますし、来院までのセルフケアでもお伝えしたいことがありますので早めにご相談いただければと思います。
最後まで、お母さんにとってもお子さんにとっても幸せな授乳ライフでありますように。私達も精一杯のお手伝いできれば嬉しいです。