風の強い日でしたね。玄関前に置いてあるパンフレットが風で飛ばされて、慌てて拾いにいきました~。
さて、いつの時も出産は「命の繋がり、家族の繋がり」に感動させてもらっていますが、先日ご出産されたご家族の絆もとても素敵でした。
上のお子さん達がいらっしゃる中、どうしたら出産に気持ちを集中させられるだろうか、お母さんは予定日を真近に控えとても考えておられました。
出産は待ち遠しいし、赤ちゃんのこともとっても愛おしい。自分にとっても大切なお産。予定日が近づくにつれ、張ってくるお腹や下がってくる赤ちゃんに、いよいよ出産だと思うけれど、日々のやることに身体も気持ちも持っていかれて、その変化をゆっくり実感したり想うことすらゆっくりできないと嘆いておられました。上の子がいるからしょうがないと考えるのか、やはりちゃんと意識して向き合わなければいけないのかと。
そこで、一人では答えが出ないと、助産師も交えて家族会議。お母さんは自分の感じるままを家族に伝え、みんなは赤ちゃんがどうしたら幸せに満足に生まれてこられるだろうかを考えて、じゃあ私はこうしよう俺はこうしようと出産と赤ちゃんへの思いを沢山話し、共有できました。お母さんも一人で考えようとばかり思っていたけれど、家族なんだからちゃんと家族で一緒に考えてあげればよかったんだと気持ち穏やかになられたそうです。
そして話し合ったようにそれぞれが過ごした翌日、家族みんなの思いがピタッと合ったからでしょう、赤ちゃんもちゃんと家族会議に参加していましたね。生まれるよというサインをみんなに伝えて上手に上手に生まれてきました。
家族会議をした部屋で、出産後全員で川の字に赤ちゃんを囲む姿を見て、家族が沢山のことを共有し、共に感じて過ごして家族の絆というのは深く深くなっていくのだなあと幸せに思いました。出産はただ産んで生まれるだけではない、そこに家族の絆が更に生まれる、本当に素敵なことだなと実感しました。