先日は梅干しづくり教室にご参加いただき、ありがとうございました。
その後、梅干しの具合はいかがでしょうか?
梅酢はあがってきましたか?
梅干しづくりはカビさせないことがポイントになってきます。
そのためにも梅酢をしっかり上げたいところ。
上下を置き換えたりして塩を梅になじませ、たまに梅干し全体に梅酢がゆきわたるよう袋をゆすったりしてみてください。
袋がふくらむ場合は口を開けて空気を抜いてくださいね!
仕込んでから3日経っても梅酢が上がってこない時は重石をもう少し(0.5㎏ぐらい)重くしてみましょう。
梅にかぶるぐらい梅酢が上がったら、梅がつぶれないように重石を梅と同じ重さまで軽くしましょう。
もしも赤紫蘇で色をつける場合はここで投入。
(※赤紫蘇には防腐作用や制菌作用があるので、赤紫蘇漬けにすると保存性は高まり香りよく仕上がります。赤紫蘇を入れない梅は白梅といい、梅そのものの味がわかりやすいです。)
梅がしっかりと浸かっているか時々様子を見ながら冷蔵庫の中で土用干しの時期まで保管し、土用になったら干す・・・という感じです。
土用の期間は一般的に7月20日~8月7日頃のことを言います。
この時期は1年のうちで太陽の日差しが最も強く天候が安定している時期です。
土用干しする理由は、
・太陽の熱で殺菌・皮や果肉をやわらかくなる・色濃く鮮やかになる・余分な水分を蒸発させて保存性や品質を高める・風味豊かでまろやかな味になる、といった理由があります。
これくらいの時期になったらまたブログで、干し方など写真付きでご紹介できればと考えておりますので、是非参考になさってみてくださいね(^O^)
~カビについて~
梅にホクロのような小さい白いカビや、梅酢の表面いっぱいに薄い膜のようなカビがはえることがあります。
梅干しにはえたカビは熱湯で洗ってみて、皮が破れずきれいに落ちたものは、半日ほど干して乾いたら漬け直すことができます。皮が破れたものは捨てましょう。
梅酢はえた薄い膜のようなカビは、まだ小さくて薄い膜の段階なら、清潔なガーゼやティッシュなどでそっと取り除くだけで大丈夫です。
カビはほっておくとどんどん進み手当ても大変になるので、日ごろからまめによく観察してみてくださいね。
梅酢はカビた時などにも活躍します、捨てずに保管しておきましょう。
昨日の梅干し教室で漬けた梅はこれくらいまで梅酢が上がりました。