皆さんは母乳育児というとどのような事を想像されたり思ったりするでしょうか。
何となく母乳というと、「服をまくってホイッとおっぱいを出せばパクッと子どもがくわえくれてゴクゴク」そんな感じがしますよね。

もちろんあまり苦労を感じずに母乳育児を継続できている方もいらっしゃるでしょう。
しかし実際出産をして母乳育児を始めてみると、“こんなはずじゃなかった・・・”“こんな大変だと思わなかった・・・”と思われる方も多くいらっしゃいます。

なんせ吸われて乳首は痛いし切れるし、母乳も出なかったり出すぎたり、深く吸わせてとアドバイスを受けても全然深くくわえてくれない、とか本当に色々困難や悩みが尽きません。しかも産後間もなくてお母さんもまだ回復途中、身体も辛いしホルモンバランスもがたがたで気分も落ち着かない。
なぜこんなに頑張っても上手く出来ないんだろうと自分を責めたり落ち込んだり。
そして傍らでは飲みたくてしょうがない赤ちゃんが声をからせるほど泣いて泣いて泣いて…。
いつかは上手くいくのかもしれないと思うけれど、子育てって今が一番、今が辛いと本当にただただ辛い。

私たちはお母さんが楽しく活き活きと子育てしてもらいたいなといつも思っていますが、これでは到底楽しくなんていられないですよね。
もちろんお母さんの身体の冷えやストレス、疲れやコリなどをケアすることで解消されることもありますが、実は飲む方の赤ちゃん側にも上手くいかない理由があることもあります。それはいくらお母さんの身体をケアしても良くなりません。
赤ちゃん側をケアすることで上手くいくことが多々あります。

やはり母乳育児は親子の協同作業、コミュニケーションですからね。
母乳をあげる人飲む人お互いが上手くいっていないといけないのです。
実際、子どもの方がうまくいっていなくて来院される方で、自分のおっぱいが原因だとばかり思っていたという方も少なくないです。もし上記を読んで、「そうそう、そうなのよ」と今お困りの方、ぜひご相談ください。
楽しい育児への糸口が見つかるかもしれませんよ。


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