骨盤を締める道具や体操が世間では評価されていますね。ピラティスなどは骨盤のインナーマッスルを鍛えるもので、かなり普及していると思います。
ただ出産前提となると、妊娠中にインナーマッスルを締めてしまうと筋肉が硬くなり軟産道(骨以外で筋肉や靭帯など産道を支えるもの)も硬く、締まってしまい、子宮口が開くのを阻害する可能性が大です。
目白バースハウスでは妊娠中はインナーマッスルを鍛えるような運動は極力しないようにお話しています。マタニティスイミングなどは身体を冷やすことが多いので、出来るだけ32週頃までで、レッスンを終了させていただいています。
また37週以降は膣内を柔らかくするようなオイルを使ったケアをしていくと、出産時にも膣内が切れることがほとんどなく、スムーズに赤ちゃんが出てこられるようになってきます。
以前、出産時の陣痛時間を比較したところ、以前の半分の時間で出産できていることが分かりました。初産の方で6時間から10時間程度という結果でした。
食事や睡眠などの生活スタイルについては、やはり守っていただくことが前提にはなりますが、後半の自己ケアが出産を楽に済ませるか、大変にするかのカギになると思います。
ご自分で出産をスムーズに、楽しんでできるのであれば、お腹の赤ちゃんも同じように楽しんで生まれてくることができるでしょう。
生まれた直後の赤ちゃんの表情は笑顔であること、それが出産が楽だった証ではないでしょうか?