目白バースハウスで出産予定で妊婦健診をお受けになっているプレママさんの多くは、妊娠34週の産休に入る前頃から、エンドルフィンの影響か、何となく幸せモードがあふれて来るように見えます。
ちょっとボケてくるように感じる方もいらっしゃって、パソコンやメールができなくなったといわれる方がいらっしゃいます。
そんな感じになってくると、赤ちゃんとのコミニュケーションが良くなるのか、赤ちゃんの動きがいつも以上に良くわかってくるようです。
エンドルフィンなどの物質が出てくると自然に痛みの閾値が変わり、前駆陣痛くらいではさほど痛みを感じないようで、寝ていることが良くみられます。
前駆陣痛が陣痛に変わってくると、子宮全体が収縮するのでその時には来院されますが、その時には初産の方でも子宮の口が3㎝以上は開いていることがほとんどです。
陣痛と陣痛の間には休みがあるので、有効にお休みできます。出産までには個人差がありますが、今は10時間以内での出産がほとんどになっています。
これらは妊娠中にご自分自身で体と心のメンテナンスをしていただいているからだと思っています。
助産師はお母さんの産む力を引き出すように、妊婦健診でお話しますが、赤ちゃんとお母さんの思いや力が合わさった時に初めて、「出産」という共同作業が成り立ちます。
先日健診でいらした妊婦さんの言葉が印象的でした。
「私がリラックスすると赤ちゃんが喜んでいます」
赤ちゃんもお母さんもリラックスして、緊張のない状態で出産されるように、スタッフも日々対話や技術に磨きをかけています。