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目白バースハウス(目白助産所)

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平成最後の満月に…

平成の時代もあと10日。

最近いろいろな所でやたらと「平成最後の…」の文章を見かけるようになりました。

なので、今日のブログタイトルに使ってみました。

平成最後の満月、皆さん見られましたか?


バースハウスの診察室には、潮汐カレンダー(月の満ち欠けと潮の満ち引きを示したもの)があります。

臨月に入ると、気にかけてご覧になる方も増えます。
 
お産は月の満ち欠けや潮の満ち引きに影響されるとよく言われています。
 
人の体は6割が水でできていますし、羊水は海水と成分構成が似ているので、妊娠すると自然の力を受けやすいのかも知れません。
 
満月・新月の前後数日、満潮前後数時間はお産が多いのは、産科・助産所あるあるです。

ただし、それだけでなく、パートナーの方のご都合や上のお子さんの状況など、ご家庭の事情にあわせていい時に生まれてきてくれる赤ちゃんが多いのも、バースハウスあるあるです。

昨日生まれてきたお子さんも、満月大潮の力と家族のタイミングをバッチリ合わせて生まれてきました。

ただし、「満月<家族」でした。

満月の日、陣痛が来そうな雰囲気を感じていた妊婦さん。満月だし、これは今日出産だと思ったのに結局その日は生まれなかったと…。

よくよくお話を聞くと、夫婦での気持ちのすれ違いがまだあり、少し気になっていたのだと。

原因はそれだということで、今日帰宅したら思いのままに伝えることにすると決めました。

そして、それが実行され、家族の輪が固まった時、赤ちゃんはちゃーんと生まれてきてくれました。

満月新月大潮の自然の力はすごいと思います。でも、人の想いや繋がりを無視してその力は発揮されません。

この家族の絆がぐっと深まったこと、お母さんもお父さんも赤ちゃんにとても感謝しておられました。

 
これから出産する妊婦さんも、赤ちゃんとお話する時は、赤ちゃんが何を伝えようとしてくれているのか、どうしたいのかしっかり感じてあげてくださいね。

そして今日は選挙投票日。先日、通りすがりにお見かけした候補者さんが演説後に満月を見上げていらしたのが印象的でした。

私も、今日の休診日は色々な書類の記載を「平成」→「令和」に書き換える作業をしつつ、平成時代を振り返り、令和時代への明るい未来を描いてみたいと思います。