この時期になると、赤ちゃんへの紫外線対策についての質問をよくお受けします。
特に赤ちゃんへの日焼け止めの使用について聞かれることも多く、どのような種類を選んで塗ったら良いのかという質問も多いです。
赤ちゃんへの日焼け止めの使用に関しては色々な考え方があると思います。
母子手帳にも長時間の直射日光は避けましょうと記載されています。
でも天気のいい日は勿論お散歩にも出かけるし、御兄弟がいらっしゃれば、外に出ている時間も自ずと増えてきますね。
適度に陽を浴びることは、骨を生成するビタミンDやセロトニンの活性化につながり、赤ちゃんの成長にはとても良い影響をもたらします。
大人も然り。一日15分程度の日光浴がむしろ大切といわれています。
特に♪手のひらを太陽に♪の歌は本当にそうで、手のひらは身体の他の部分に比べて日焼けの原因となるメラニン色素が少ないので、手の甲と違ってシミやしわが目立つようなこともないとの事です。
とはいえ、ここ数年の強い日差しの直射日光を頭皮や目に直接浴び続けることは、良い影響ばかりとも思えません。
ただ、あまり長時間日焼け止めクリームなどで皮膚を覆ってしまうことも、適度な皮膚呼吸を妨げ、また化学的な成分の強い物は皮膚の常在菌を減少させ、皮膚トラブルの原因にもなってしまう可能性があります。
難しい所ですね。
なので、まずは外出する際はツバのある帽子を必ず被ること。
また薄手の物でよいので、皮膚を露出しすぎない工夫も良いと思います。
もし日焼け止めクリーム等を使用する場合は、出来るだけ天然の成分でできているものを選ぶこと、そして帰宅したらなるべく早くその成分を落としてあげることも重要かと思います。
ちなみに、帽子を嫌がってしまうのですが…という質問も良く聞かれます。
私は出産前からこの話を良く聞いていたので、生後すぐから、外出時には必ず帽子を被るということを徹底してきました。
それが習慣化され、今でも帽子を被らないと外に連れて行ってもらえない、もしくは帽子を被れば外に連れて行ってもらえるという毎日でした。
ぜひこれからの季節、色々な工夫をして、外出を楽しんでください。