妊婦健診やいろんなクラスの中でたびたび話題になる妊娠中の自転車。
みなさんはどうしていらっしゃいますか？
街でも自転車に乗っている妊婦さんを見かけることも少なくありません。
交通機関が不便だったり、お子さんがいらっしゃる方は、「自転車がなくちゃ生活が成り立たない！」とおっしゃる方が結構いらっしゃいます。
もちろんそのお気持ちはとてもよく分かります。
私も自転車がなければ朝今よりずっと早く家を出なければいけないし、一回に大荷物の買い物もできなくなってしまうし…。
ただ、妊娠中自転車の運転はやはり危険もかなり伴います。
サドルの一点に重力がかかってしまい、子宮へかかる圧も強くなってしまいます。
また、ペダルを踏み込む動作は思いのほか腹筋を使い、腹圧がかかります。
連続する振動も良くはないでしょう。
切迫早産や破水、逆子など、トラブルを招く可能性も重々あります。
最近では、自転車の事故のニュースを耳にする機会も増えてきました。
自転車に限らず、自動車も歩行者も自分が注意していても事故に巻き込まれる危険性は必ずあります。
医学的に「乗ってはだめ」「乗ってもOK」とは言えませんが、もし何かあったときに「あの時、自転車に乗らなければ・・・」と後悔することは避けたいですね。
乗らない方がいいと言われるにはやはり理由があります。
出産後しばらくは赤ちゃんと自転車に乗ることもできません。
今から自転車の無い生活にも慣れておくと良いですね。
歩くことで見える景色、心の余裕、良いことも沢山あると思いますよ。
