いつも、妊娠中や出産の場にいると、兄弟姉妹は親以上に通じ合っているなと思うことがたくさんあります。
昨日生まれたお子さんも、お兄ちゃんとのやり取りを通して、生まれるタイミングを選んできました。
破水から始まったお産。お母さんは前回と違う始まりに少しドキドキ。少しずつ張りが増え痛み出してくるのかなという時、「あー大丈夫かなぁ」と少し不安気にお母さんが話されました。
不安な気持ちや怖い気持ちは、お産がスムーズに進まない原因にもなることがあります。陣痛に大切なオキシトシンやセロトニンが抑制されてしまうことにもなりますし、赤ちゃんも出ても大丈夫かなという気持ちにもなってしまいます。
そんな時、お兄ちゃんがおもむろにお母さんの膝の上にやってきました。
お腹の赤ちゃんに大丈夫だよと言ってあげてるかのように、優しくお腹をトントンしてくれました。そしてお母さんももう産むしかないという気持ちになれたそうで、その後はとってもスムーズに進み、別室で遊んでいたお兄ちゃんが「赤ちゃん!」と言ったと思ったら、そこから本当にいきみが入って赤ちゃんが生まれてきました。
やっぱり通じ合ってるな〜と感じるお産でした。素敵な出産物語を体験させていただきました。