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目白バースハウス(目白助産所)

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2023/08/01

妊婦健診中に突然の雷雨で、思わず40年前の事が蘇って来ました。子供達二人を連れて西武線に乗りプール遊びを4時間楽しんでの帰り道、突然の雷雨に襲われて、ずぶ濡れになりながら帰って来たこと。あの頃は夏休み中の雷雨はかなり多かった様に覚えてます。今は珍しいですね。
 
雷雨とは関係のないお話ですが、妊娠出産によって、子宮はかなり疲労するように感じます。帝王切開すると子宮の壁が薄くなって中にいる胎児が見える、という事はかなりポピュラーなことです。子宮の回りには筋膜があり、それによって子宮は守られているのではないかとさえ思います。
 
たぶん24〜25年前の事になりますが、8回目の出産を控えた妊婦さんに出会いました。その方の子宮はやや大きくて、少し前に出ている感じでした。胎動は上のお子様の達と同じくらい活発だと話していらっしゃいました。
 
いざ陣痛が発来しましたが、なかなか痛みが強くならずに夜になると眠れるくらいに弱めになってしまいます。そして夜中は全く陣痛はお休みになり、リセットしてしまう。その繰り返しでした。
 
お休みがあり眠れることで、産婦さんは休養をとり、また次の日は朝から陣痛が再開する。それが2日続いた次の日の朝に陣痛は本格的なものとなって、無事に赤ちゃんは産まれて来てくれました。それも上のお兄ちゃんやお姉ちゃんが皆学校に行ってしまった後に、お母さんを独占するようにして産まれて来ました。
 
幸い出血も少なくて、お母さんとお父さんを独占できた6時間後に子供達は帰ってきました。そして産まれてきた赤ちゃんを代わる代わる抱っこして、皆嬉しそうだった。そのようにお母様は、次の日にその大歓迎の模様を解説してくれました。
 
現在では、頻産婦さんについては陣痛が来にくく、また子宮の収縮が弱く産後出血も多くなる可能性があるために、助産院でお引受けすることはできません。
 
出産が安全に家族の見守りの中で行われて、産まれた赤ちゃんをヒトとして認知されていくことは必要ではないかと思っています。コロナ禍では孤独に出産した方々が多いのですが、できるだけ早く産婦さんや赤ちゃんとご家族との接触が出来るようにと願っています。

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