お母さんが日々口にしている食べものが、へその緒を通して赤ちゃんの体を作っていきます。そう考えると、妊婦さんは「忙しいからとりあえず空腹を満たせればいいや」と外食やコンビニ弁当、菓子パンやアイスばかりを食べているわけにはいきません。また、体にいいイメージだからと一年中、生野菜サラダや果物を好きなだけ食べているようでは、体が中から冷えてお腹の赤ちゃんにも悪影響を与えてしまいます。
では、どんな食事をすればいいのでしょう?目白バースハウスでは、昔から私たち日本人が食べ続けてきた、ごはん中心の和食をお勧めしています。油や砂糖は控えつつ、ごはんと、具沢山のあったかいお味噌汁、たっぷりの季節の野菜や海藻、そしてお魚やお肉もバランスよく食べることで、お母さんと赤ちゃんが元気にお産を迎えるための体の基盤を作ることが出来るのです。
これを食養生といいます。
「なんだ、そんな当たり前のことか」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、実際には、妊娠前の食事習慣をなかなか変えることができずに、妊娠中や出産後に色々なトラブルを抱えてこられるかたが多いのも現状です。食事は毎日のことなので、無理なく簡単に作れて美味しく、体にいいのが一番。調理はシンプルに、体を冷やさず、バランスのいい食事を心がけることで、妊娠中の健康管理はもちろん、授乳中にも赤ちゃんにとって美味しい おっぱいを作ってあげることができたりと、食事と出産、子育ては切っても切れない関係にあります。
新しい命を授かった今、もう一度、日々の食養生について、私たちと一 緒に考えてみませんか?